インタビュー02 配管設備グループ / 2011年4月入社

入社のきっかけを教えてください

工業高校の機械科で3年間学んだ後、さらに短期大学で2年間専門知識を深めました。単調でない仕事に就きたい、幅広い作業や柔軟性が求められる環境で働きたい。そう考えていたときに、先生から「YKKグループの中に、YKKの設備工事を専門で行う会社がある」と教えてもらったんです。それが黒部エムテックでした。
学んだ分野を活かせる点に加え、大手企業のグループ会社である安定感や地元で働ける安心感にも魅力を感じ、就職を決意しました。

入社してから現在に至るまで、どのように過ごしてきましたか

入社後、最初に配属されたのは配管設備グループの施工チームでした。ただ、学校で学んだ知識がほとんど通用せず、現場に行っても、聞いたこともない専門用語が飛び交い、何を言われているのかすら理解できない日々。正直、途方に暮れていました。それまでの自分の勉強は無意味だったように感じ、落ち込んだこともあります。でも、このままではダメだと覚悟を決め、工具や材料の名前、作業手順を1つずつ逃さずメモに取りながら、なんとか食らいついていったんです。1年ほど必死に学び続け、ようやく少しずつ周囲のことが理解できるようになりました。その後、設計チームへ異動。しかし、計算が苦手な自分には業務内容が合わず、4年が経った頃、再び施工チームに戻ることに。ですが、知識と経験を得た状態で再スタートを切った施工の仕事は、以前とは違う面白さがあり、楽しみながら取り組むことができました。

そして、現在は企画チームに所属していて、現場のメンバーやお客様との打ち合わせ、見積もりの発注や工事の手配などを担当しています。自ら作業するのではなく、それぞれのスペシャリストに適切な指示を出し、プロジェクト全体を管理していく役割を担っています

仕事をするうえで、心がけていることはありますか

もともと人とコミュニケーションをとることが得意ではなく、関わる相手が多い企画の仕事は、最初のうちは正直かなり苦戦しました。ただ、地道に経験を積み重ねるうちに、少しずつ慣れてきたんですよね。業務を通じて知識が増えたことで、お客様からの質問にもある程度答えられるようになり、自信を持って話せるようになりました。
企画はチーム内外の調整を行なう仕事でもあるので、お客様だけでなく、他部署の人との連携をとることも多くあります。工期の調整や仕様変更など、相手に負担がかかる依頼も臆さず伝える必要があります。自分も頼まれたことには可能な限り対応するよう心がけるなど、お互いに助け合い、気持ちよく働ける関係性を築けるよう日頃から心がけています。

人間関係や福利厚生など、働きやすい環境が整っていると思いますか

黒部エムテックの良いところは、気さくで周囲への思いやりのある方が多くいるところではないでしょうか。困っているときは親身に相談に乗ってくれたり、失敗したときも励ましてくれたりと、一人ひとりの気持ちに寄り添ってサポートしてくれるんです。希望するキャリアを後押しをしてくれたり、新しいことに挑戦する機会を与えてくれたりするのも、この会社ならではかと。会社全体を見ても、本人の意思を尊重し、大切にする風土があると思います。

さらに、休暇の取りやすさも大きな特長です。男性社員の育児休暇も積極的に取るよう推奨されており、復職後も以前と同じポジションに戻れるため、安心して休暇を取得する社員が増えてきました。時間休制度を活用し、子どもの急な体調不良の時でも柔軟に対応できるなど、家庭と仕事の両立を実現している社員も多いです。残業の削減にも、上司を筆頭にチーム全体で取り組み、職場の雰囲気が大きく改善され、より良い方向へと変わってきたと感じています。

今後の目標を教えてください

お客様やチームメンバーから、慕われるような人間になりたいです。これまでの経験を通して、仕事の成果を上げるには、技術の高さや知識の多さだけでなく、人との関係を大切にする円滑なコミュニケーションやチームワークを築くための人間性がとても重要だと感じてきました。
自分と関わる人が前向きで気持ちよく仕事に取り組めるような、そんな環境づくりに、引き続き貢献していきたいです。