

施設管理グループ 施設保全チーム 2015年4月入社
入社のきっかけを教えてください
兄弟が多かったので、少しでも早く自立して家計を助けたいという気持ちが強く、高校卒業後は就職しようと考えていました。中学生の頃、先生から「電気科は就職に有利だ」と勧められたことをきっかけに、電気科のある工業高校へ進学しました。当時は、地元のYKKやYKK APに就職することを考えていました。ただ、製造職は反復的な作業が多いイメージがあり、毎日同じ環境で、同じ作業を繰り返すよりも、色々な人と関わりながら働ける方が自分に合っていると感じたんです。だから、YKK関連の工事会社である黒部エムテックへの入社を決めました。

入社してから現在に至るまで、どのように過ごしてきましたか
最初に配属されたのは、電気設備グループの施工チームでした。高校では、第二種電気工事士の国家資格を取得し、基礎知識も学んできたつもりでしたが、実際の現場で作業をしてみるとほぼ役に立たず、戸惑う日々が続いたんです。入社後の最初の1年間はとにかく学ぶこと、先輩についていくことに必死で、「自分が誰かの役に立っている」という感覚はありませんでした。ただ、当時の先輩たちが、わからないことを気軽に質問できる雰囲気をつくってくれたり、業務外でも友人のように接してくださったんです。その支えのおかげで、毎日前向きに働くことができました。本当に心強かったです。
専門用語や実務知識がやっと身につき始めた頃、施設管理グループの補修班(施設保全チーム)へ異動となりました。前の施工業務では、基本的な作業内容はどこの現場も大体同じで、徐々に単調さを感じることもありました。ですが補修の業務は、扱う設備も不具合の種類も毎回異なる。だからこそ、新鮮な気持ちで取り組めるんです。業務内容が増え、より幅広い知識を求められる大変さはありますが、今のところ、補修班の仕事の方が自分に合っているように感じています。
どういったときにやりがいを感じますか
自分の力だけで壊れた機械を修理できたときでしょうか。異動して間もない頃は、「この機械を直して」と言われても、先輩の作業をただ眺めるだけ。見ていても何をしているのか、全く理解できなかったんです。わからないことがあっても、どう調べれば良いのかさえわからず、正直、ここでやっていける自信が全くありませんでした。それでも、諦めずに自分ができることを積み重ねていくうちに、少しずつやれることが増え、任される業務の幅が広がっていきました。
本当に右も左もわからなかったあの頃から、自分の力で機械を直し、トラブルが解決できるようになったときの嬉しさと達成感。言葉では言い表せないほどの充実感ややりがいが、この仕事にはあると実感できた経験でした。

どのようなお人柄の方が働いていますか
施工チームのときにお世話になった先輩が、本当に面倒見の良い方だったんです。正直、当時は「自分にばかり何でもかんでもやらせて…」と思うこともありました。でも今では、経験が浅いうちから様々な仕事を任せてもらえたおかげで、周囲の人よりも早く身につけられたスキルも多かったと思っています。
例えば判断力ですが、自分が中心となって動く場面も多く、いかに周りに不安を与えず的確に判断できるか、トライアンドエラーを繰り返しながらも少しずつ鍛えられていきました。この力は、どこに行っても活かすことのできるスキルだと思うので、学ぶ機会をくれた先輩には、今でも心から感謝しています。
キャリアアップのために心がけていることはありますか
福利厚生の公的資格奨励金制度を活用し、業務に必要な資格に挑戦しています。最近では、「電気工事施工管理技士」を取得しました。電気工事の施工計画や工程、安全面の管理を担うために欠かせない資格です。
ベテランの先輩方にとっては当たり前かもしれませんが、同世代で持っている人は少ないので、より責任ある仕事を任せてもらえるようになりました。この取得をきっかけに、さらに積極的に業務に取り組もうという気持ちになり、気も引き締まりました。

今後の目標を教えてください
後輩が増えてきた今、強く感じるのは、「教えることって難しい」ということ。わかりやすく、うまく教えられる人は、相手に合わせた教え方ができていると思うんですよね。だからこそ、その時々の相手の状況や理解度に応じた伝え方ができるよう、これからも自分の伝え方の引き出しを増やし続けたいと思っています。また、後輩がどのような人なのかをより深く理解するために、日々の会話やちょっとした雑談の時間も大切にして、コミュニケーションを取ることも意識していきたいです。
my hobby
私の趣味
スノーボード
19歳のとき、友達に誘われたのがきっかけで始めました。今ではシーズンになると、毎年雪山へ出向くのが楽しみになっています。
